動物病院で処方してもらったお薬や、市販のビタミン剤など、 お薬をエサに添加して与えることができれば簡単ですが、水棲亀は餌を水中で食べますし、 それ以前に、具合を悪くしている時は餌を全く食べないこともあって、お薬を飲ませるのに苦労 することも多いと思います。そんなときのヒントになればとこの項目を作りました。 液体薬の場合 まず、お薬を直接口から飲ませようと思っても、カメさんは貝のように硬く口を閉じてしまい 思うようにはなかなか口をあけてくれません。お薬を飲ませるのにもひと苦労します。 そこで口を開けさせるための工夫です。 口の辺りを触って威嚇させてみます。 もし口を開けてくれたら、その隙にすばやくスポイトで、 あるいはお薬の容器から直接、お薬を流し込みます。口を開ける人と薬を流し込む人、 2人がかりで飲ませるとわりと楽です。 それでも、どうしても口を開けてくれないときは、無理に口は開けさせずに、カメをひっくり返し くちばしの隙間にスポイドなどで一滴ずつ丁寧にしみ込ませるようにして飲ませます。 獣医さんから教わった与え方ですが、この方法は一人でも飲ませやすいです。 可能であればお薬を与える前は少しお水から出しておくとよいでしょう。嘴の隙間に入り込んだ お薬をそのまますぐに吸い込んでくれたり、ゴックンと飲み込んでくれたりしやすくなります。 あるいは、お水に戻したとき、水と一緒に飲み込んでくれやすくなります。 せっかく飲ませたお薬を、嫌がってすぐにぷーっと吐き出されてしまうようなこともありますが 少しでも飲んでくれたらよいと思って、根気良く与えましょう。 |