かめさんたちの冬支度 1 (冬眠について)

カメさんは冬眠をする動物です。しかし冬眠には危険が伴います。
今年生まれたばかりで、まだ体力のない幼いカメさん、病気、その他の理由で夏の間にエサをじゅうぶんに
食べられなかったカメさん、あるいはまたは秋(冬眠時期直前)に飼育しはじめたばかりで栄養状態が
よくわからないカメさんは冬眠させないほうが無難でしょう。

冬眠させるには・・・
まず、夏場にはじゅうぶんにエサを与え冬眠に耐えうるじゅうぶんな体力をつけさせておきましょう。
冬眠前は体内にエサが残らないように、エサを食べなくなってから数日〜数週間はようすを見てから冬眠させましょう。
エサは決して冬眠直前まで食べさせないでね!

冬眠の期間は
気候や飼育環境によりますので同じかめさんでもその年によって違い、一概には言えませんが、だいたい11月〜3月、4月ごろ
です。冬眠するかめさんの食欲は早ければ9月に入ったあたりから急に低下しはじめ、3月ごろまた徐々にエサを食べるように
なります。これが気温と必ずしも一致していないので、冬眠には気温だけではなく日照時間の長さなども関係しているのかもしれません。

冬眠の準備 (水中で冬眠させる方法)

屋外で冬眠させる場合の方法は「かめさんの冬支度3(冬の寝床の作り方)」で、きょんもぐちゃんのパパさま
が丁寧にご紹介くださっています。

なお、冬眠はお家の中でさせることもできます。
よく飼育の本には、一概に落ち葉や砂を底に敷き詰めておく方法が紹介されていますが、容器をお家の中に置いて
冬眠させるような場合、屋内は屋外に比べてふつうは温度も高く、お水も汚れやすいですから、衛生面を考えて、
何も入れないほうが無難ではないかと私は考えています。
お家の中では温度変化も少ないですから、ケージの上を何かで覆って、薄暗くしておいてあげればじゅうぶん
でしょう。冬眠中でもお水は汚れます。お水が汚れているな、と思ったら、かめさんを刺激しないように気をつけながら、
たまには静かにそっとお水を入れ換えてあげましょう。

大雑把な冬眠の準備
@ まず、水槽や衣装ケースには亀が凍る心配のない程度の深さの水をいれます。(水温変化が少しでも小さくなるよう
  また、まんがいがいちお水が凍ってしまってもかめちゃんまで一緒に凍ってしまうことがないように、お水は少し多めに
  しておいたほうがいいかもね。)

A温度は徐々に下げてゆきましょう。冬眠中、温度上がったり下がったりすると、カメさんは戸惑います。温度が上がるたび
  春が来たと勘違いして、目を覚ましかけ、その都度、温存している大切な体力を消耗してしまいます。温度は5〜10℃くらい
  が保てるよう、そして、できるだけ温度変化が少なくなるよう、 ケージを置く場所をよく考えましょう。かめさんが落ち着いて
  静かに眠れそうな場所を選んであげてね! 直射日光が当たるような場所には絶対置かないで!

※ まんがいち、冬眠中のかめさんのお水をうっかり凍らせてしまったら、、、
   心配しないで!そんな非常事態にも備えて、カメさんの体液は0℃以下になっても凍らないようにできているそうです。
   しかし、だからといって、そのような事態はカメさんの健康には決して望ましいことではありません。温度にはくれぐれも
   気をつけておいてあげてね!

※ 野生では土手に穴を掘って冬越しするようなカメさんもいるようですし、土の中にかめさんを埋めて冬眠させる方法も
   あるようですが、この方法は大変危険ですから避けましょう。よほど保湿状態がよくない失敗します。冬眠は水中でさせる方が
   絶対に安全です。カメさんは感想に大変弱いです。冬眠に関しては”低温より乾燥が敵”と心得ておきましょう。

かめちゃんの冬眠中はなんとなく寂しいし、「ちゃんと生きてるのかなぁ〜」って、心配になるのはよーくわかるけれど、
かめちゃんが安心して春までぐ〜っずり眠れるよう、そ−っとしておいてあげましょうね!

冬眠についてはこんなサイトもあります。ご参考に! 
    「カメの冬越し・冬眠情報INDEX  〜愛亀に乗り切ってもらうために」

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