ギャラリー・虹の橋

ダラちゃんのママ様が愛する亀さんを亡くし悲しみの中にある飼い主さん達の慰めになればと”虹の橋”の様子を描いた
水墨画作品をご披露してくださっています。
「虹の橋について」はこちらをご覧ください。)

彩虹宇宙
(2023年 11月)

冒険好きのダラちゃん&かめみ。
今年は、なんと大気圏も突破。
地球を飛び出して宇宙旅行です。
”お地球見”と”お月見”を同時に
楽しんでいます。

が・・・2匹とも、自分たちのあまりの「突出」
ぶりに少し戸惑ってもいるようです。
無重力で手足がふわふわしていることも
落ち着かない様子。

ダラ:
ちょっと飛びすぎちゃったみたい。
あの大きな星に私達はいたのね。
宇宙はあまりにも広くて大きくて
何が何だかわからないわ。

かめみ:
本当ね!浮いているのか、飛んでいるのか、
それとも止まっているのか、よくわからないわ。
でも、私たちは宇宙服なんて着なくても
こんな風にしていられるのよ。
宇宙旅行なんて簡単なものだわ。
人間があれこれ装置を使うのが
不思議に感じるわね。」
・・・とちょっとドヤ顔。

2匹とも、この世にいては決して叶わない
旅行を堪能しているようです。

ダラちゃんのママ様、今年も素敵な作品を
ご披露いただきありがとうございました。

虹雪に飛ぶ
(2022年 12月)

ダラちゃんとかめみがいるのは
なんと、雪景色の山。
雪を被った山は太陽の光を浴びて
虹色に輝いています。

ダラちゃんは雪を堪能している様子で
嬉しくて「ひゃぁ〜」と叫びながら飛んで
います。そして、その後ろを
「楽しみましょうよ」と
ゆったりと貫録を見せながら
かめみが飛んでいます。
2匹とも甲羅に雪が積もるほど長く飛んで
いますが、全く平気です。

実はこの甲羅に積もった白い雪は
アイドルグループ「SNOW MAN」
のコスチュームからヒントを得た
んだとか。グループの中、2人だけが
黒いスーツの背中を抜いて
下の白いシャツを見せていたのが
面白くて、2匹の黒い甲羅の背中にも
白い雪を乗せてみることになった
そうですよ。

「虹の橋」は何でもありの自由な世界。
だから、ダラちゃんとかめみは
ジャニーズ二のメンバーにだって
なれちゃうんですね。

ダラちゃんのママ様、今年も素敵な作品を
ご披露いただきありがとうございました。

虹の冒険
「虹の橋」では、住んでいる環境や種類の違いを超えて
自由に出逢ったり通じ合ったりできるのですね。
(2021年 秋)

ダラちゃんとかめみは大冒険をして
なんと、海までやってきました。
「海」とやらに行ってみたいというのが
ダラちゃんの願いだったんだそうで・・・

ところが、ダラちゃんはすっかり
怯えてしまって
サンゴ礁にしがみついてしまいました。
「せっかくここまできたけれど
お水の味も周りの風景も全然違うわ。
それに上の方にいるあのとてつも大きい
方はいったい誰?」

「あら、せっかくここまで
来たんじゃない。楽しみましょうよ。
あれはたぶんウミガメさんよ。
確かに大きいけれど、賢い方だから
乱暴はしないはず。
ちょっと話し掛けてみましょうよ。」
怖がっているダラちゃんを見て
少し憮然としているかめみ姉さんです。

「この辺では見かけないけど
いったいどこの子かねぇ」
小さくて珍しい亀達に目が点になりながら
ウミガメさんは悠然と泳いでいます。

※ 作品をクリックすると大きなサイズで
   ご覧になれます。亀さん達の表情や
   サンゴ礁の美しさを楽しんでね。


虹葉の憩
今年も素晴らしい作品をご披露くださったダラちゃんのママさま
ありがとうございました。


(2020年 秋)

「虹葉の憩」と題するこちらの作品には
虹色に美しく染まった木々を愛でながら
気持ちよさそうに日光浴を楽しむ
ダラちゃんとかめみの姿が
描かれています。

「姉さん、とても気持ちがいいわ。
身体が温まって、なんだか眠く
なってしまう。」と言う
ダラちゃん(下)に「本当に。手が、
足が、伸びてしまうわ。」
と答えるかめみ(上)。
水面に淡く映る虹色も亀さんたちを
眠りに誘っているようです。

いつもの虹の橋シリーズの作品では
2匹を見守るように背景に描かれて
いる「虹」ですが、この作品では
虹色に染まった鮮やかな楓の枝が
脇役ではなく亀達と共に立派な主役に
なっているように思えます。

雨の後に現れる美しい虹は
悲しみや苦しみの後にやってくる
幸せな未来の象徴。

世界中の人々がコロナ禍で
辛い状況にある時。2匹の亀さんたちが
「苦難を乗り越えた先には
きっと素晴らしい未来が待っているから
大丈夫だよ。」
と言ってくれているようです。

なつ突進
(2019年 秋)

こちらは真夏のある日の虹の橋の
様子です。ずいぶん元気で活動的な
ダラちゃんとかめみの姿が。
とにかく体が動いて、楽しくて楽しくて
仕方がない、といった様子です。

実はなんと、2匹はラグビーを楽しんで
いるようです。この秋、ラグビーに沸いた
日本でしたが、虹の橋にも一足先に
ラグビーに楽しんでいた亀達がいた
ようです。

「行くわよ〜、ダラ!」と勢いをつけて
突進ゲームのかめみに対し
「攻撃的ディフェンス」とかいう姿勢の
ダラちゃん。

彼女たちのプレーを応援している
大勢のひまわり達はおそらく
彼女達と同じ夏の日に「虹の橋」に
やってきた後輩達の化身でしょう。

昨年の作品では彼女達のお腹の
甲羅の模様が忠実に描かれていましたが
今年の作品では背中の模様にも注目です。

作品をクリックすると大きなサイズで
ご覧いただけます。忠実に描かれた
ダラちゃんとかめみの個性の違いも
楽しみながらご鑑賞ください。

おでかけ

                            
(2018年 秋)

以下の物語は「おでかけ」と題する
こちらの作品のお話です。

「虹の橋」では、うっかりこの世の子達が入ってくることがないよう、普段は門がしっかりと閉じられています。ところが、ムクゲが花盛りとなったある夏の日のこと、その門が開いています。
それに気付いたかめみは「ちょっと行って来るわ。」と水しぶきをあげながら勢いよく門の方へ向かって出掛けて行きました。新入りさん達が迷って不安になったり、恐れたりしないよう、彼らをお迎えに行こうとしているようです。

そんなかめみを見上げながら、「姉さん!待って、私も一緒に行くわ。」とダラちゃんが慌てています。
こうやって無事2匹の先輩亀に迎えられた新入りさん達は「虹の橋」での暮らしにもすぐ慣れて、みんな幸せに暮しています。

実は、この物語には亡きママさんのお母様の想いが込められています。
お母様が亡くなる少し前、ママさんは「棺桶に何を入れて欲しい?」と尋ねられました。
お母様は「動きやすい普段着」と答えられた
そうです。理由は、後から来る友人達が
迷うことがなく楽しく過ごせるよう、みんなを
ガイドできるよう、お気に入りの高価な着物よりも
動きやすい普段着がよいからということだった
ようです。他人を想うお母様のお優しいお人柄が
現れた何とも素敵なエピソードです。

愛亀を亡くし悲しんでいる飼い主さんが今日もどこかにおられるかもしれません。そんな方々に思い出していただきたいのは、「虹の橋」が私達のすぐ傍にいつもあるということ、そして、そこにはこんな風にお世話をしている先輩達がいつも大勢いるということです。

ちなみに、この作品に描かれているかめみのお腹の模様は、ママさんが実際にかめみの写真をご覧になりながら忠実に模写してくだいました。

虹の橋運動会
(2017年 秋)


こちらは50周年を迎えた展覧会を
お祝いする特別な作品。
虹の橋のたもとに集う大勢の亀さん達
が運動会を繰り広げながら
盛大にお祝いしています。
「虹の橋」は何でもありの自由で気まま
な所。それぞれが思い思い、好きな競技
に夢中になっています。
ダンゴムシで弾丸投げの玉をこねる子
重量挙げに疲れたマッチョ亀さん、
お酒を飲んで酔っ払っているカメさん、
昼寝しているウサギさんもいます。
真ん中あたりでは
”D”の冠を被ったダラ軍、”K”の冠を
被ったかめみ軍に分かれて
綱引きと騎馬戦が行われています、
仲良しのダラちゃんとかめみは
仲間に支えられ、騎馬戦を楽しんで
います。綱引きではダラ軍が負けたそう
ですが・・・実のところ、ここでは
楽しむことがすべて。
勝ち負けなんてどうでもよいのです。

かわいらしくて、まるで絵本の世界。
日本の伝統芸術、水墨画の技法を使って
こんなポップで楽しい絵を描くことが
できるなんて、驚きです。

※作品をクリックすると大きなサイズで
  ご覧いただけます。
  丁寧に描かれた亀さん達を一匹一匹
  鑑賞し、その表情も楽しんでね。


誘 う
今年も素晴らしい作品をご披露くださったダラちゃんのママさま、
ありがとうございました。

今回ご披露いただくもうひとつの作品は
東京で藤の名所として知られる
亀戸天神が舞台です。

「ここの藤ってきれいなのよ。
ダラちゃんもご覧なさいな。」とかめみが
親友だらちゃんを誘って藤を観に来たよう
です。「すごいなぁ。」と、ここでしか
見ることができない五尺藤を見上げている
ダラちゃん。藤がよく見えるよう
かめみがダラちゃんの甲羅を押し上げて
います。
亀戸天神を象徴する赤い太鼓橋も
藤の花房もここでは虹色に輝いています。

これは2010年7月15日、かめみから
2日遅れてダラちゃんが突然天国へと
旅立ったあの悲しい日の光景かも
しれません。その頃、ちょうどかめみの
後継亀を求めて、亀戸の街を彷徨って
いた私はこの天神様の鳥居の近くに
あったお店でくるみと出逢いました。
その時、2匹はこんな風に藤を観ながら
相談して、「この子にしましょうよ!」
とくるみを選んでくれていたのかも
しれません。

2匹が旅立った季節は藤の頃では
なかったけれど、天国は時間も空間も
超えた世界。きっと、出会って間もない
彼女達は亀戸天神が一番美しくなる
藤の季節を選んでやってきたんですね。
(2017年 秋)

あそぼ!




描かれている2匹の亀さんは
寝ぼけてぼんやりしているダラちゃんと
そんなダラちゃんに「あそぼ!」と
声を掛けているかめみです。

そして、カメさんの傍に咲くのは蓮の花。
蓮は澄んだ水ではなく、泥が濃いほど
美しい大輪の花を咲かせるそうです。

アカミミガメが世間の厄介者として
苦難を受ける今、
ダラちゃんとかめみが泥の中に咲く
蓮の花のように
仲間たちに降りかかる泥(苦難)を
美しい花に変えるためがんばって
くれているように思えます。
そんな彼女達を応援するため
虹が天国から力強い光となって届いて
います。

この世で愛をたくさんもらえた亀さん達は
もちろん、誰からも愛されず
邪魔者として扱われた亀さん達も
同じようにみんな幸せになって
虹の橋を渡ります。

「だから、大丈夫だよ!
どうか暗い気持ちにならないで。」
今、ダラちゃんとかめみはそんなことを
伝えようとしているのではないでしょうか。
(2015年 秋)

 
花の咲くころ


ハナミズキの花が満開になるころになると
いつも産卵を始め、根元に卵を産んだ
こともあるというダラちゃん。
そして、ダラちゃんは今、この木の根元に
眠っているそうです。

作品に描かれた2匹のカメさんは
そんな”ダラちゃんの花”咲く木の元で
おしゃべりをしている
天国の大親友・ダラちゃんとかめみです。
空にはいっぱいに広がる優しい虹。

力強く枝を張ったハナミズキの木と
満開の花に、天国で今も元気に活躍し
つづけているダラちゃんのパワーを感じます。


天国へ旅立っていったみなさんの
大切な愛亀ちゃん達も、 一匹残らず
今は虹の橋のたもとで
ダラちゃんやかめみのように
幸せに暮らしています。

いや、亀さんだけではありません。
かつて家族としてみなさんと
一緒に暮らしていた愛する動物たちは
今、一匹残らずこんな風に過ごしてます。

だから安心していてね、飼い主さん達。
(2014年 秋)

仲良し



たった2日違いで天国の”虹の橋”
の仲間に加わったダラちゃんと
かめみは、この世では
一度も会えなかったけれど
天国では大親友。


亀さんが一番元気に活躍する
あじさいの頃、にこにこ微笑み
ながら楽しそうにお話をしている
ダラちゃんとかめみ。


ふんわりと優しく明るい色使いが
”虹の橋”の楽しく幸せそうな
雰囲気を一段と引き立てています。


今年も 素晴しい作品をご披露
くださったダラちゃんのママさま、
ありがとうございました。
(2012年 秋)

虹の橋物語



ダラちゃんとかめみが天国へ
旅立って1年3か月。

ダラちゃんのママさまが描かれた
「虹の橋物語」と題する
こちらの作品には天国の”虹の橋
でご対面したダラちゃんとかめみ
が登場しています。

右側で甘えたような表情を
しているのが後輩亀ダラちゃん。
そんなダラちゃんをホテイアオイ
の影から先輩亀のかめみが
「ちょっと早いんじゃない。」と
厳しくたしなめているところ
だそうです。

天国の虹の橋では大勢の
亀さん達がこんな風に、
愛する誰かさんと再会できる日を
待ちながら、,みんな幸せに
暮らしています。

この作品が、私達同様に愛する
亀ちゃんを亡くし、悲んでおられる
飼い主仲間さん達の慰めと
なってくれたらいいなと思います。
(2011年 秋)


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