温かくエコに冬越しするためのくふう (手作り保温ケース)

わが家で最近、愛用している手作り保温ケースをご紹介します。うちはこのケースをヒーターを使う冬場だけでなく一年中
使っています。まだ気温がそれほど低くない季節でヒーターを使わないときも、夕方、ぬるま湯を入れておくだけで
水の温かさはかなり長い時間保てますし、ヒーターを使うときも効率的に温めることができ、エコに冬越しをさせることができます。


現在、うちでは幅39p、奥行き74p、高さ32.5pのキャスター付き衣装ケースをケージとして
使っていますので、まず段ボールで、これがすっぽり入る箱を作りました。
内側には断熱シートを張り、さらに水に濡れたり汚れたりしてもよいよう全体をビニールシート
(ダイソーで買ったビニールのテーブルクロス)で覆ってあります。写真はビニールシートまで
張った状態です。水換えの際に衣装ケースを出し入れしやすいよう片方の側は、ご覧のように
開くようにしてあります。同様にして作った、ふんわり閉まる蓋もあります。
蓋の周りは隙間だらけなので、空気穴を開ける必要はありません。



中には衣装ケースを収め、こんな風に使っています。

この写真はくもすけ用の内部。陸場として使っているのは、ダイソーで買ったお皿を収納する
ための棚です。この中にヒーター&サーモスタットのセンサーを収めています。ヒーターには
専用カバーがついていますが、うちはサーモスタットが外付けのヒーターを使っていますので
まんがいちサーモスタットのセンサーの吸盤が外れて水の外に出てしまうようなことがあったり、
また、亀が力任せにヒーターを動かしてしまっては大変ですので、サーモスタットのセンサーと
カバー付きヒーターを、この陸場で二重にカバーし、上には重みのある石の板を置いて抑えつけ、
動かないようにしています。そのため陸場の下はシェルターとして使うことはできません。
壊れたときのために買い置きしてある予備用ケースを一緒に下に重ね、衣装ケースは
二重にしてあります。底には衣装ケースの蓋も敷いています。これらも保温にはたぶん
役立っていると思います。


使うときは蓋も閉めてこんな風にしています。
ビニールシートのままでは、いつも目に触れるリビングに置くのには見た目が悪いので、
カメ柄の布でカバーを作って掛けました。最初は箱の外側にに直接布を張り付けるつもり
でしたが、張り付けてしまうと、濡れたり汚れたりしたとき困ることに気付き、
洗濯ができるように取り外し可能なカバーに変更しました。ご覧のようにビニールシートを
張った箱の外側にカバーをつけています。カバーは、上部にゴムが入っています。
蓋部分には100均で見つけた同系色のチェック柄の食器棚シートを張っています。

全く同じものをふたつ作って、くもすけ、くるみ別々に入っています。
くるみの方には、水中ヒーターではなく、高温面40度のペット用(犬猫用)防水パネルヒーターを
衣装ケースの下に敷いて使っています。もちろん水中ヒーターほどのパワーはありませんが、
それでも箱の中全体がやんわりと温かくなっています。


この保温箱は、くるみが呼吸気感染症に掛かった時、動物病院の先生から「水温だけではなく周りの空気も一緒に温めるように」
とアドバイスしていただいたのをヒントに思いつきました。
水温と一緒に箱の中の空気までしっかり温まるので、箱の中は水、空気ともにいつもほわ〜んと暖か。くもすけの水温は27度に
設定していますが、小さな水槽用の100Wのヒーターでもじゅうぶんです。一度温まると暖かさが長く続くので、ヒーターのランプは
真夜中もそれほど頻繁には点灯していないようです。
欠点は水滴がつくこと。
水滴は蓋の裏側と衣装ケースの内側に、一晩のうちにかなりいっぱいつきます。くもすけ&くるみが
この箱の中で過ごすのは、夕方4時ごろから翌午前11時ごろまでで、昼間は幸いお座敷暮らししてくれていますので、午前中に
水を捨てて容器類を洗ったあとは、夕方また水を張る時間まで、屋外に並べてカラカラに乾かしています。

                                                              (2014年1月7日掲載)
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