日光浴ぎらい対策+紫外線、ビタミンDのこと
(2010年12月28日掲載)
亀さんを健康に育てるためには日光浴が絶対に必要というのはわかっているけれど、どうしても進んで 日光浴をしてくれない、放っておいても大丈夫?それとも強制にでも日光浴をさせるべき?そんなお悩み をお持ちの方も多いでしょう。わが家でも、かめみの後継ぎとして迎えたくるみがなかなか陸へ上がってきて くれず、心配です。夏場は進んで日光浴をしていましたが、気温が下がり、ヒーターを使うようになると、 たちまち自分の意思では陸へ登って来なくなりました。陸場にはライトを当ててホットスポットも作って いるのですが水の中が暖かくて心地よいと、あえて警戒しながら陸へ登ってまで身体を温めたいとは 思わないようです。しかし、日光浴には身体を温める以外にも、紫外線を浴びて餌から摂取した カルシウムの代謝を高め、立派な甲羅を作ったり、身体を乾かして皮膚病を予防したりする役割もあります。 冬眠中ならともかく、冬でも暖かく過ごして餌を食べている限りは、夏と変わらずカルシウムを代謝 しなければならないでしょうし、身体を乾かすことも大事です。そのためやっぱり日光浴をさせることは どうしても必要です。ヒーターの入っていないシーズンなら、陸場に日光やライトの光を当てて水温より 陸場の温度を高くし、陸場を亀さんにとって魅力的で心地よい場所にする工夫さえすれば自発的に日光浴 するように誘導できるかもしれません。ところが、水中の心地がよいと、自然に陸場へ誘導するのは至難の業 です。そこで、くるみには仕方なく強制日光浴をしてもらっています。 紫外線ライトを使うのもひとつなのでしょうけれど、強制日光浴はなかなか陸へ上ってきてくれないくるたん には、身体を乾かす大切な機会にもなっているので一石二鳥です。
以下、日光浴嫌いのくるたんを効果的に日光浴させたくて調べたことです。みなさんの亀飼育のお役にも 立てば幸いです。
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