かめさんの住まい 1 (ケージ)

かめさんの住まいとして、まず水の入るケージが必要です。
水槽にはガラス水槽、アクリル水槽などがありますが、特別にりっぱな水槽がなくても
かまいません。
最初のうちは洗面器でも、虫用のプラスチックケースでも・・・とりあえずお水が入って
中に陸場が作れて、かめさんがじゅうぶんに泳げるだけの大きさの容器であれば
なんでもOKです。
数匹を一緒に飼うのであれば大き目のものにしておいてください。
ケージは逃げられないようなものにしておいてね。
小さなかめさんは身体が軽いので、うっかりしてると思わぬところから脱走されちゃいます。
かめさんはみるみる大きくなります。今後成長に合わせてどんどん大きなものに
変えていかなければなければならなくなることは心得ておいてください。
プラスチックの衣装ケースはかめさんが大きくなってくれば軽くて便利です。
とにかくケージは水換えがしやすくお掃除が楽そうなものを選ぶのが一番。
そういう意味ではガラスケースよりプラスチックケースがおすすめです。

お水の深さは
厳密にどのくらいの深さでなければならない、ということはありません。
まずは甲羅の高さの2〜3倍くらいの深さにしてみて、様子をみて深さを決めていってください。
かめさんによって泳ぎの上手なかめさんやそんなに得意ではないかめさん、様々です。
喜ぶようであれば運動にもなりますので少し深めにしてあげたほうがよいと思います。
ミドリガメの場合はたいてい泳ぎは上手ですよ。
たまにはたっぷりのお水を入れてかめさんがス〜イス〜イ泳ぐ様子を眺めるのもなかなか楽しく、
こころも和みます。

飼育の本では、”ケージに小石を敷く”と書いてあるのを見かけますね。
しかし、私はこれはあまりお勧めはしません。
なぜならば、石を敷くと、ケージのお掃除が面倒になるからです。
めんどくさいからお掃除しない!ってことになるくらいなら、小石を敷くのを最初からやめて
おいたほうがよいですよ。
さらに、カメさんが小石を飲み込んでしまうこともよくあるようです。
飲み込んでしまった小石は少量であれば自然に排泄されますが、大量に溜まってしまえば
開腹手術をして取り除くしかありません。
こんなことにならないためにも、小石を敷くのは
お勧めはできません。

小石を敷くのは見た目の美しさや雰囲気を作るため、以外あまり意味はなさそうです。

お水について
かめさんを飼育するためのお水は水道水をそのまま使っても特に問題はありません。
汲み置きしたものを使うようがより好ましいとは思いますが、水換えたびに汲み置きした
お水を用意するのは大変です。それよりは、こまめな水換えをこころがけることの方が大切です。

ヌマガメさんは水棲動物。水槽のお水を身体中に循環させながら栄養を吸収したり老廃物を排泄
しながら生きていることを忘れないようにしましょう。
汚れのないきれいなお水はカメさんの健康を維持するために何より大切です。お水の汚れ方を
見た目だけで判断するのではなく、水槽のお水は全体を定期的に取り換えるようにしましょう。

複数のかめさんを一緒に飼う場合の注意
小さなかめさんはどうしても数匹をひとつのケージで飼う場合が多いと思います。
でも、かめさんにもそれぞれ個性があり、食欲、エサの好み、体質、性格・・・などもさまざまです。
たくさんをひとつのケージで買う場合はくれぐれも注意深く一匹一匹のエサの食べ方、体調、
ご機嫌など・・・をデリケートに観察するようにしてね。

少し大きくなると喧嘩するようになる場合があります。そうなれば複数のケージに分けましょう。
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