<産卵について(概要)> どのくらいの大きさになったら産卵するようになるの? 亀は飼育環境によって成長状態が大きく変わります。そのため、哺乳類のように生まれてからの 時間によって一律に成長や成熟の状態を測ることができませんので、産卵を始める年齢にも かなり個体差があります。そのため何歳になったら、と一概に言うことはできませんが、 甲羅の長さが15p以上になれば産卵を始める可能性はあり、20p前後になったあたりで 産み始める亀が多いようです。 年齢的には、最も早くて孵化後3年。加温飼育している場合であれば4〜5年目くらいから 産卵を始めるカメが多いようです。加温飼育せず冬季は冬眠さっせている場合であれば もっと遅く、孵化後10年以上経って初めて産卵するカメも珍しくありません。 雌だけで飼育していても産卵はします。 が、この場合の卵は孵化はしません。 産卵時期は? 産卵時期はだいたい4月〜11月です。 しかし同じカメであっても、気候条件、飼育状態、健康状態、そのときのストレスの程度などに よって随時変化するものですので一概には言えません。 3月ごろから産卵行動が始まることもあれば、秋になってはじめて産卵するときなど、そのときどきです。 室内で加温飼育している場合は真冬に産卵することもあるようです。 (尚、卵を孵化させたい場合は冬眠はさせるほうがよいようです。) どのくらいの間隔で、一度に何個くらい産卵するの? 年間の産卵回数、一回の産卵個数、次の産卵までの期間・・・なども条件によって同じかめさんで あっても、そのときどきで、一概には言うことはできません。 産卵個数は1個ずつのこともあれば、一度に10個以上ということもあります。 大まかには、一回の産卵個数は多くなれば回数は少なく間隔も長く、一回の個数は少なくなれば 回数も増え、間隔も短くなる傾向があります。 うちで飼育している雌亀はミシシッピアカミミガメですので、ここではアカミミガメの産卵を基準に書いておりますが クサガメ、イシガメなど、その他のヌマガメ類でも、それほど大きな違いはないと思いますので じゅうぶん参考にしていただけると思います。 |