<2024年・くるみの産卵レポート>
2024年夏、14歳になったわが家のミシシッピアカミミガメ・くるみの産卵活動の記録ページです。 

6月17日
春から産卵の兆しすら全くなかったくるみが突然たま活を始めました。
お昼頃、水場からゴロンと出てきてベランダに出て行って日光浴をしています。
くるみは臆病で、産卵時期ではない時にはこのように進んで屋外へ出ていくような
ことはありません。
こんな場所にも登っていました。
くるみがこの鉢の上に座るのは

「今、卵を持っています。」
「只今、たま活中」

というサインなのです。

それから一週間ほどは毎日お昼近くになると水場から出てきて、ベランダの日向に出て行き日光浴を
していました。たま活を始めてすぐ、ベランダの床や部屋の中の床のホリホリも始めました。
しかし、そんな活動も今回はたったの1週間でピタリと治まってしまいました。

産卵の気配はその後1か月以上全くありませんでした。
ただ時々、思いっきり足を長く伸ばして猛暑の炎天下で日光浴をしていましたので
卵は持っていそうなのですが、食欲が旺盛なところを見ると、それほど多くの卵を持って
いそうではありません。7月も後半になっていたので、時期的にも後はいつものように秋に
なって水の中に産卵して終りなのかなと思っていました。
7月27日
そんな感じで完全に気を抜いていたところ、この日のお昼頃、くるみが突然水場から出てきました。
外に日が当たっているので身体を温めたかったのかもしれません。やたら外へ出て行きたがっています。

窓を開けてやると、飛び出していって、あの鉢に登っていきました。
くるみが毎年、産卵の時にしか登らないこのオリヅルランの鉢です。
去年は白い斑入りのオリヅルランの株が
荒らされて復活不能となり
とうとう枯れてしまいました。

そのため、今年は万が一
1〜2鉢枯れてしまったとしても
困ることがないように
残った鉢から株分けして
4鉢準備してありました。

それを並べてみたら
こんな簡単野原が出来上がりました。

傍には水場も置きました。

株分けして鉢をたくさん準備したけれど、今年は用ナシになってしまうかのかなと思いましたが
ちゃんと役立ってくれました。
くるみもかなり気に入ってくれている様子です。
8月2日
この日は朝早くベランダのコンクリートの床をホリホリ。爪で床をカリカリ引っ掻く音が外から聞こえてきます。
その後、鉢の上へ登っていきましたが、しばらく経っても降りてきたような気配がありません。
そーと見に行ってみたらいつもとは違う真剣な表情で鉢の上に座っています。
そして足を見たら、鉢の淵を穴に見立てて土を掘るようなしぐさをしています。

鉢の影に4個の卵が落ちていました。
水の中ではなく、
こんな風に植木鉢を使って卵を産むのは
5年ぶりくらいのことでした。

でも、 産卵を済ませた後もなんとなく
落ち着きがないので
まだ完全には産卵しきって
いないのかもしれません。
8月9日
卵を産んで一週間。その後、徐々に落ち着きを取り戻していたくるみが
朝からゴロンと音を立てて水場から突然飛び出してきました。
何度水へ戻しても出てきてしまいます。そして、ゆっくりと家の中を探検し回っています。

おそらくまだ卵を持っているからでしょう。
午後は、窓辺で足を伸ばして猛暑の中で
日光浴するようにもなりました。

見るからに暑そうですが、くるみは全然平気そうです。
くるみは生まれた年の夏が猛暑だったせいか
それとも、幼亀の頃に呼吸器感染症に掛かって
治療のため温度設定を高めにして初めての冬を
過ごしたせいなのか
寒いのは苦手ですが暑さには強いです。

適温はくもすけとはかなり違っています。
くもすけの方はくるみがこんな風に日光浴を
している間、冷房が効いた部屋の中にいます。
8月10日
オリヅルランの鉢の上でも日光浴をするように
なりました。一週間の充電期間を経て、
本格的にまた活動が復活したようです。

くるみの産卵活動は一度の活動期間が
短く、何度も何度もブレイクタイムが
訪れるのが特徴です。

かめみと比べて体力がなく筋力も弱い
ので、途中でエネルギー切れになって
しまうのでしょうか。
そのため、くるみの産卵パターンは
毎年違って、お決まりの形がなく
把握することができません。

8月11日
この日は朝早くから家の中をゴロゴロと探検していて、床を足で掘り掘りする姿も見られるように
なりました。
普段は動きが鈍く
ほとんど水場から出て来ないくるみ
ですが、たま活中だけは活発に
動き回わるようになります。

こんな高い所にも登ります。
ベランダの隅に積み重ねて
ある、使っていないプランター
です。
8月12日
この日も朝から外へ出て行ったくるみでしたが
鉢の上に長い間登たままで
妙に静かです。
お昼頃、くるみが移動したような音が
聞こえてきたので
確かめに行ってみたら

植木鉢の土には
しっかり掘られた跡があり
鉢と鉢の隙間に卵が2個落ちていました。
しかし、卵を産んでもまだなんとなくそわそわしています。
それに、卵の数も前回の分と合わせてもまだ6個。
卵はまだありそうです。
8月25日
しばらく落ち着いていたくるみがこの日は久しぶりにまた水場から飛び出してきて
日光浴をするために外に出ていきました。
8月26日
早朝からベランダに出て行って、またコンクリートの床をホリホリ。
そしてその後、オリヅルランの鉢に登って、土を掘っている様子です。

くるみが鉢から降りたあと
卵がないか探してみましたが
鉢の土はしっかりと掘り返されて
おり、穴もできていたのに
今回は残念ながら
卵はありませんでした。
8月27日
この日も、朝に床をホリホリしたあと、鉢の上に座っていました。
鉢から降りて来た後、
確認してみると、
鉢の傍に卵が一個だけ
落ちていました。
その後もしばらく日光浴をしたがったり水場から出てきて歩き回ったりすることが時々ありましたが
やがて落ち着きました。
その後、秋になって水の中に卵が落ちていたこともなく、この夏の産卵はなんとか無事終ったようです。
いつもの年の産卵とはどこか様子が違ったこの夏の産卵。記録的な猛暑の影響でしょうか。
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