<2021年・くるみの産卵レポート>
2021年夏、11歳になったわが家のミシシッピアカミミガメ・くるみの産卵活動〜産卵の様子を記録するページです。   

5月31日
くるみの産卵活動が突然始まりました。

ゴロン!と水場の容器から出てきたくるみは
隙間に入り込んで
窓ガラスに張り付いて
外へ出たがっています。

窓を開けてやると
まっしぐらに向かったのはやっぱり
オリヅルランが植わっている
浅い植木鉢の上でした。

この鉢は、産卵時期を迎えたくるみが
毎年登るようになる
お気に入りの場所です。

去年、ほぼ壊滅状態にされましたが、
その時わずかに残っていたものを
大事に育てて
今年のたま活用に復活させました。
外へ出て行ったかと思うと
今度は部屋の中へ入りたい、と
網戸をガリガリ。



くるみは毎日朝早く水場から飛び出してきて
床を掘ったり、ベランダと部屋を
忙しそうに出たり入ったりしています。

ベランダにも、部屋にも、どこにも姿が
ないと思ったら、
こんなところにいました。
ホテイアオイぎっしりの
素焼の水連鉢の上です。
葉っぱを踏みつけて座っています。

この鉢はスタンドで浮かせてあるので
どうやって登ったのか
不思議でしたが
その後、登る様子を見ていると
すぐ横の鉢を足場にしていたことが
わかりました。
くるみは鉢から出たり入ったり
を繰り返すので
ホテイアオイも、周りの植物も
めちゃっくちゃです。


水連鉢はくるみに限らず
亀はみんな好きな所です。

かめみも大好きでしたし、
くもすけも水草が浮かぶ鉢を
見ると目がキラリ☆
中に顔を突っ込もうと必死になります。
ベランダのお隣との境界あたりも
気になる場所です。

たま活の時期になると
未知の領域に興味を持つようになります。

排水管と壁の隙間から見える
足を踏み入れたことのない
向こう側はどうしても気になるようです。

排水溝あたりは
エアコンからの水が流れてきて
水があることが多いのも
気になる理由のひとつのようです。

このように、約10日間ほどひとしきり暴れた後、くるみはピタリと静かになって休憩期間に入りました。
充電期間中のくるみは
毎朝べランダに陽が当たり始めるのを
待ち構えていたようにして
外へ飛び出して行って
長い時間、日光を浴びて
身体を温めるようになります。

ちなみに、
くるみは臆病なので
普段、進んで屋外へ出て行くような
ことはありません。
鉢の上に座っているくるみを
見つけて、くもすけおじさんが
近づいてきました。

6月22日
約10日のんびりしていたくるみは「さぁ!またひとがんばりしましょ。」と言わんばかりに
活動が復活しました。暦を見ると、ちょうど大潮、満月も近い頃でした。
7月9日
しかし、しばらく活動した後、また突然パタリと活動をやめてしまいました。これまた大潮の時期です。

くるみはたま活が活発な時期は餌をほとんど食べず排便も少なくなります。
一方、休憩期間に入ると、卵は持っていなかったのかと思うほど、爆食し始めます。排便の量も回数も増えます。
7月22日
2〜3日前から、くるみは水場からよく出てくるようになりました。それほど激しく動き回るわけではありませんが
ベランダへよく出ていきます。静かなので見に行ってみると、たいがいあのオリヅルランの鉢の上に鎮座しています。
夜になっても戻って来ず、夜中じゅうベランダでゴソゴソしていた日もありました。

この日も、午前中から外へ出ていきオリヅルランの上に座っていると思うと
何だか素焼の鉢をガリガリ引っ掻くような音が聞こえてきます。しかも、その音はなかなか鳴りやみません。

そろそろ大潮も間近。7月下旬の大潮の日はくるみが産卵する確率が一番高まる時ですから
この機を逃さないよう夕方、公園へ連れ出してみようと思っていた矢先。
お昼ごろ、くるみが鉢を降りて部屋に戻ってきたので、見に行ってみると、鉢の隙間に卵が落ちていました。
数を確認すると全部で8個。
くるみがひと夏に産卵する卵の数は10個前後ということを考えると、8個という数は微妙ですが
これまでの経験上、この時期以降の残り卵は水の中に産むだろうと判断して
今年のたま活で汚れたベランダをきれいに掃除しました。
8月3日
ところが・・・産卵から10日あまり。早朝、突然水場から出てきたくるみが網戸をガリガリして外へ出たがっています。
たま活が再開?と思いましたが、そのまま落ち着きました。
9月12日
今年のたま活は終了したものとばかり思っていたこの日の朝、水の中にたまごが一個だけ落ちていました。
9月19日
さらにこの日は、網戸越しに日光浴していたくるみが去った後、床にたまごが一個が落ちていました。
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