カメさんを見にお出掛け(15)
(横浜・浦島寺めぐり)

浦島太郎伝説が伝わる地は
日本各地にあるようですが
そのひとつ、横浜で
浦島太郎伝説ゆかりのお寺を
めぐってみました。

まず、通称「浦島寺」とも呼ばれる
お寺・慶運寺。
このお寺には、 公開はされて
いませんが、浦島太郎が玉手箱
とともに持ち帰ったという観音様
が祀られているそうです。

入り口脇にある石碑には
「龍宮伝来 浦島観世音 浦島寺」
と書いてあり、台座は亀さんです。

ここはかつてフランス領事館として
使われていたこともあるお寺なんだ
そうです。

(2009年6月)




慶運寺のお手水。
台座が波の模様になっていて
なかなかモダンな感じの
お手水です。

しかし、この亀さん
姿は間違いなく亀さんだけれど
やっぱり耳があって、
キツネみたいな顔ですね。

(2009年6月)



お手水の裏には
動物供養塔があり、
その脇でこんなに可愛い
石の動物達を見つけました。

亀さん、うさぎさん、そして
ワンちゃんもいました。

亀さんがいるところは
さすが浦島寺。


(2009年6月)



慶運寺のすぐ近くの「成仏寺」と
いうお寺。ここもやはり浦島太郎
ゆかりの場所です。

亀さんの形に配置された石(左)
の横にあるのは、「涙石」と
呼ばれる石。
浦島太郎が腰を掛けて
”龍宮が恋しい”と
涙したといわれている石
なんだそうです。

ここはヘボン式ローマ字の
生みの親・ヘボン博士が住んで
いた所としても知られています。

(2009年6月)


このあたり一帯は
浦島太郎伝承の地らしく
道路脇の車止めのポール
のてっぺんにもさりげなく
亀さんが止まっています。

国道沿いにも
亀さんと波がデザインされた
こんな街路灯が。
亀さんと波が青い空にピッタリです。

(2009年6月)



「浦島公園」という公園。
ここにもやっぱり亀さんが!

このあたりでは「浦島」や「亀」
のつく地名もよく見かけます。


また、浦島太郎伝説にととまらず、
この近くには歴史を残す場所
も数多く「神奈川宿歴史の道」
として歴史の散歩道にも
なっています。

(2009年6月)


小学校の校庭に巨大な亀
さんを見つけました。

階段が2本見えますが、
じつはこれは滑り台。
この裏側は2本の滑り台に
なっています。

浦島伝説が伝わる地らしい
可愛い滑り台ですね。

(2009年6月)


最後に訪れたのは、もうひとつの
浦島寺、連法寺。浦島父子の
お墓があるお寺です。

(左) 入り口の門の扉には
    亀さんのご紋がありました。

(右)近くまで寄れず
   遠くから眺めただけでしたが
   墓所の観音様の傍には
   ご覧のように亀さんが。

本物の亀さんに出逢えなかった
ことが少し心残りでしたが、
ちょっとユニークな亀スポット散策
が楽しめました。

(2009年6月)
慶運寺、成仏寺:どちらもJR東神奈川駅(京急仲木戸駅)から徒歩5分ほど
連法寺:京急子安駅から徒歩で10分ほど
3箇所のお寺はお散歩しながら徒歩で巡ることができます。

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