カメさんを見にお出掛け(20)
(大阪・四天王寺のカメさん)


大阪一のカメスポット・四天王寺に
カメさんを見に行きました。

境内にある「亀の池」。
池の左右の両側それぞれに
登りやすそうに工夫された
カメさん達に優しい2種類の陸場が
あって数多くのカメを見ることができます。

(左下)
水中からスロープになった陸場。
朽ちたり汚れたりしやすそうな木製
なのに、こんなにきれいです。
きっとこまめにメンテナンス
されているからでしょう。

(右下)
こちらはセメント作りで浅い階段状。
やはり登りやすそうな陸場です。
(2016年4月)



持参していた餌を池に投げ入れてみると
ご覧のとおり。
見事なカメだまりができました。

カメが苦手な人なら
「気持ち悪い〜」と悲鳴をあげそうです。


淵に立って見ているだけでも
カメがどんどん集まって来るので
きっと餌をあげている人が多いのでしょう。

人慣れしたかわいいカメさんばかりです。
(2014年6月)




四天王寺の”カメがいる池”
といえば、「亀の池」ですが
境内にはほかにも
カメのいる池がありました。


「丸池」という池。
その名のとおり、丸い形をしたお池で
数は少ないけれど
ここにもいます。


(2014年6月)


境内の北東にある
本坊庭園・極楽浄土の庭。

ここにあるお池にも
カメさんがいました。
ただし、見かけたのはこの一匹だけ。

クサガメのようですが
人も少ない静かなお庭なので
「亀の池」のカメさんたちとは違い
すごく臆病。
人の気配を感じ、すぐ水の中に
逃げ込んで行ってしまいました。
(2016年4月)





庭園の木陰には
”亀趺(きふ)”と呼ばれる
亀型をした台座の上に立つ
石碑があります。
背の高く細長い石碑です。



古い碑なのか、石がすり減った
ように見えて、わかりづらいですが
よく見ると足や尻尾、
それに亀趺にはよく見られる
耳もついています。



(2015年4月)



このお庭は
極楽浄土を想起するにのに
ふさわしいことから
「極楽浄土の庭」と呼ばれるそうですが
都会の真ん中にいることを忘れてしまうほど
静かで落ち着いた空間です。

庭園内には「八角亭」という
洋風建築物もあって
お寺の庭園には珍しい
エキゾチックな雰囲気も漂っています。

新緑がみずみずしく、さわやかな季節。
美しいお庭で身も心も
リフレッシュできました。
(2016年4月)



四天王寺の境内にはもう一か所
カメにまつわる場所があります。
撮影禁止になっているため写真は
ありませんが、亀井堂の中央には
石造りのカメがあります。
その口から流れ出た水で経木流しが
行われます。
この水は亀井の水と呼ばれる霊水で
「天王寺七名水」のひとつです。

その亀井堂で
四天王寺の「黒い亀文鎮」というものが
販売されていました。

(右上)
この亀の文鎮、使い込んでゆくうちに
こんなふうに黒光りしてくるそうです。

(右下)
近くにあった灯篭にもこんなカメさん模様が。
(2015年4月)





境内で亀見物を堪能した後
極楽門(左上)を出て
次に向かったのが
天王寺名物「亀かすて〜ら」で知られる
天王寺 源氏堂」さん。
西門(極楽門)の石鳥居を出てすぐの
ところにあります。

四天王寺の「亀の池」にちなんで
作られたという「亀かすて〜ら」。


店頭に並んでいる商品には
すべて「見本」と書かれていたので
お店の中に入ってみると、
焼きたての「亀かすて〜ら」の山。
それを袋に詰めて販売していました。

「亀かすて〜ら」はすべてが手作り。
そして、出来たてです。



(2014年6月)



お土産に買ってきた
「亀かすて〜ら」

袋を開けたとたん、美味しそうな
甘い香りがふんわりと広がります。
どことなく懐かしさも感じられる
優しい香り。

ふかふかした食感で優しいお味の
おやつです。

写真は右上が背中の側
右下がお腹の側
裏側の甲羅まで丁寧に表現されています。

大きさは食べやすいひとくちサイズですが
ちょうど子亀サイズでとてもリアル。
それに、あまりにかわいくて
食べるにのにはちょっと抵抗感も・・・

(2014年6月)



その「亀かすて〜ら」を作っている
機械がこちら。

お店の方がご厚意で写真を撮らせて
くださいました。

左側が背中の側
右側がお腹の側

両方が合体すると
上のようなキュートな「亀かすて〜ら」が
焼きあがります。

安心&安全な材料を使って作られ、
保存料も使われていないので
賞味期限は短いですが
身体にもやさしく贅沢なベビーカステラです。

(2016年4月)



カメなお土産が買えるカメなお店の中は
かわいらしいカメグッズもいっぱいです。


ちなみに
「四天王寺 源氏堂」さんは
この西門店を含め
四天王寺の近くに
3つのお店があります。

また、「亀かすて〜ら」は
全国のデパートの催しで
買えることもあります。
(2016年4月)
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